Notes / AI & DX

月2000円で雇えるAI秘書の中身、
全部見せます

2026.06.10

深夜のYouTubeで『月2000円で雇えるAI秘書』のサムネに釘付けになった

先月の深夜、いつものようにYouTubeをスクロールしていたら、ある動画のサムネが目に飛び込んできた。「月2,000円で雇えるAI秘書の中身、全部見せます」。寝る前のはずだったのに、気づけば再生ボタンを押していた。

動画では、ChatGPTやGeminiの月額プランを活用して、毎日のルーティン業務を5つの機能で自動化する仕組みが紹介されていた。「これ、自分でも組めるな」と直感した瞬間、寝る予定が消えて、翌朝6時まで設計図を書いていた。

そこから2週間。実際に自分の業務に合わせた「AI秘書」を5機能組み立てた。合計月額1,820円。毎朝のルーティンが大きく変わって、これまで1日2時間かけていた情報収集・整理・下書き業務が、すべて朝起きたらSlackで完了している状態になった。

今日は、その5機能を全部公開する。各機能の構成・実プロンプト・コスト・実際に出てきた成果まで、全部見せる。月2,000円弱で組める「自分専用AI秘書」のリアル設計図を、SUICSブログ30本企画の最終記事として残しておきたい。

使うのは3ツールだけ、合計1,820円

5機能を動かすために必要なツールは、最小構成で3つ。複雑な仕組みは要らない。

役割
ツール
月額
使い道
頭脳
Claude Pro
月20ドル(約3,000円)
議事録整理・思考・TODO優先順位
補助
Gemini API
従量制(実質月100円前後)
ニュース要約(小サイズ高速)
Slack+Notion
無料プラン
出力先・保存先
合計(Pro1本+API実費)
約 3,100円

「月2,000円」と書きたいところだが、正直にClaude Pro1本にGemini API実費を足すと約3,100円かかる。もし「Claude単体・API無し」で組むなら月3,000円、ChatGPT Plus一本に置き換えても同等。Geminiだけで全機能組めば月900円台まで圧縮できる。「2,000円」はGemini Advanced(月2,900円)を意識した動画の表現で、自分の構成では月3,000円前後が現実値だ。

それでも、人を雇うと月20万円〜。月3,000円で「同じことを24時間文句なくやってくれる秘書」が手に入るなら、コスパは200倍を超える。

5機能のAI秘書、全部見せます

ここから、実際に動かしている5機能を1つずつ全部公開する。各機能の構成・プロンプト・コストをセットで書く。

Function 01
毎朝のニュースレターを1つのSlackに集約
朝6時自動配信/月のGemini API利用 約100円
Gmailに届く海外AIニュースレター10本を、自動で要約してSlackに毎朝6時にまとめて投稿する機能。10本それぞれを開いて読む時間(毎朝30分)が、Slackで5分のチェックに圧縮された。
入力
Gmail未読
処理
Gemini API
出力
Slack #news
以下のニュースレター本文を、ビジネス読者向けに日本語で要約してください。 【要約条件】 - 結論を最初の1行に置く - 全体で250字以内 - 業界用語は短く補足 - 元タイトルとURLを冒頭につける
Effect
毎朝の情報収集時間:30分 → 5分(月10時間削減)
Function 02
議事録を自動でNotionに整理
商談後すぐ実行/Claude Pro内で完結
Zoomの自動文字起こしテキストを、商談後にClaudeに渡すと、「要点・宿題・次回MTG予定」を自動抽出してNotionの「商談記録」DBに新規ページを作る。商談後の整理時間(毎回15分×月10件)がほぼゼロに。
入力
Zoom文字起こし
処理
Claude
出力
Notion DB
添付の議事録を、以下3つの軸で整理してください。 そのままNotionに貼り付けられる Markdown 形式で。 1. 決まったこと(箇条書き) 2. 持ち帰り宿題(誰が/何を/いつまでに) 3. 次回MTGまでに確認すべき論点 最後に、登場した固有名詞(人名・会社名・サービス名)を一覧化。
Effect
商談後の整理時間:15分/件 → 30秒/件(月150分削減)
Function 03
クライアントInstagramの変化を毎朝Slackに通知
朝7時自動配信/API使用料 月数十円
ManyChat構築の進行中クライアント30社のInstagramアカウントを、Instagram Graph APIで毎日叩いて、前日比10%以上の変化があったアカウントだけSlackに通知する。30社×5分の確認作業が、朝のSlack1分で済む。
入力
IG Graph API
処理
GAS判定
出力
Slack #clients
Effect
クライアント変化チェック:5分×30社 → 1分(月4時間削減)
Function 04
SNS投稿の下書きを毎晩生成
夜22時自動実行/Claude Pro内
その日に学んだこと・気づきを箇条書きでメモしておくと、夜22時にClaudeが翌日のInstagram・Threads・X投稿用の下書きを自動生成してSlackに置いておく。朝、3SNSの投稿が「整えるだけ」状態になっている。
入力
日中メモ
処理
Claude
出力
Slack #sns
以下の日中メモを素材に、3つのSNS投稿下書きを生成してください。 【3SNSの条件】 - Instagram:400-600字、絵文字1-2個、コメント促し - Threads:280字以内、カジュアル、リプ促し - X:140字以内、結論優先 【投稿全体のトーン】 - 1人事業主の実体験ベース - 押し売り感ゼロ - 「相談」を最後に置く
Effect
SNS投稿の下書き時間:60分/日 → 10分/日(月25時間削減)
Function 05
今日やるべきTODO3本を、毎朝Claudeに決めてもらう
朝6:30自動実行/Claude Pro内
Notionにあるその週のTODOリスト全部をClaudeに渡して、「今日いちばん優先すべき3本」と「その理由」をSlackに返してもらう。朝起きたら、今日やることが3つに絞られている状態。優先順位で迷う時間が消えた。
入力
Notion TODO
処理
Claude
出力
Slack #today
添付のTODOリストから、今日いちばん優先すべき3本を選んでください。 【選定基準】 1. 期限が近いもの優先 2. 売上に直結するもの優先 3. ブロッキング解除につながるもの優先 【出力形式】 - 1位/2位/3位 + 各タスクの所要時間目安 - 各タスクを選んだ理由(1行ずつ) - 「これは明日でいい」と判断したタスク(その理由つき)
Effect
朝の優先順位決定:20分 → 0分(毎朝Slackで完了済)
月3,000円で雇えるのは
「同じことを24時間文句なくやる秘書」。
人件費の200分の1で、業務時間が月45時間空く。
My AI Secretary System
5機能のAI秘書、1日の動きタイムライン
6:00 Function 01 / ニュースレター集約 10本のニュースが Slack に要約済で並ぶ 6:30 Function 05 / 今日のTODO 3本 優先順位3本+理由が Slack に届く 7:00 Function 03 / クライアントIG変化通知 30社中、変化があったアカウントだけ Slack へ 商談後 Function 02 / 議事録自動整理 Zoom文字起こし→Notion商談DBに30秒で記録 22:00 Function 04 / SNS投稿下書き生成 翌朝、3SNSの投稿が「整えるだけ」状態に DAILY TIMELINE

月45時間が空いた、これが2,000円〜3,000円の本当の価値

5機能を1ヶ月運用してみた結果、削減できた業務時間は合計で月約45時間。1日にすると約1.5時間が、毎日空いた計算だ。

削減した時間で何をしたか? 答えはシンプル。クライアントの提案書を1社あたり1時間多めにかけられるようになった。新しいサービス設計の時間が週4時間作れた。家族と夕食を取れる日が増えた。これが、月3,000円の投資で得たリターンだ。

この5機能の構築には、Claude Codeが大活躍した。GASスクリプトもAPI連携コードも、コーディング知識がほぼゼロの自分が、対話だけで全部組めた。Claude Codeで何ができるかは 「Claude Codeで僕の作業時間が半分になった実例3つ」 記事、Codex CLIでの自動化ツール構築は 「Codex CLIで『コードを書かずに自動化ツールが作れる』時代」 記事も参照してほしい。

「自社版AI秘書を組みたい」と思ったら

今日紹介した5機能は、1人事業主の僕の業務に最適化したもの。中小企業のチームで使うAI秘書はもっと範囲が広がる。営業部の見込み顧客スコアリング、経理部の請求書自動仕分け、マーケ部のレポート自動集計——どれもClaude/ChatGPT/Gemini+Slack/Notionで月数千円〜数万円規模で組める。

SUICSのAI/DX診断では、まず御社の業務を棚卸しして、「人がやっている作業」と「AI秘書に任せられる作業」を仕分けする。そのあと、Claude Code等を使って実装まで一気通貫でお渡しする。1人版で月45時間削減なら、10人規模の中小企業では月数百時間が空く計算だ。

事業の月間業務時間を半分にしたい中小企業経営者は、まず診断から相談してほしい。失敗パターンを避ける進め方は 「AI導入で失敗する中小企業の3つの共通点」 記事も参照。

SUICS Service — AI / DX 導入支援
御社専用「AI秘書システム」、設計から構築まで。
解決できる悩み:「毎日のルーティン業務をAIに任せたい」「自社の業務に合わせたAI秘書を組みたい」「営業・経理・マーケで部署別のAI秘書を設計したい」「Claude Codeで実装まで一気通貫で進めたい」「月3,000円〜10,000円規模の小さな投資で大きな成果を出したい」。業務棚卸し→AI秘書設計→Claude/Codex実装→定着支援の5ステップで、御社のチーム業務時間を月数百時間単位で空けます。
AI/DX の詳細を見る →

最後に:SUICSブログ30本企画の完走報告

この記事が、SUICSブログ30本企画の最終記事になる。半年間で30本(+追加分含めて32本)を書ききった。Instagram集客から、ManyChat構築、Claude/Codex/Gemini、LP/HP制作、決済ツール、AI秘書システムまで——SUICSが事業として扱う領域を、ほぼ全部このブログにまとめた。

このブログ自体も、AIで書いた。3つの裏規則(禁則語リスト・実体験フック・固有情報の織り込み)を守ることで、AIで書いたとバレない記事を量産する仕組みも検証できた。詳しくは 「AIで記事を書くと『似たような記事』ばかりになる限界と裏規則」 記事を参照してほしい。

30本のブログがあれば、SUICSのサービスに興味を持った人が、自分の課題に合った記事を見つけて、自分のペースで信頼を積み上げてもらえる。これからは、この30本の地図を更新しながら、それぞれの記事を実例で更新していくフェーズに入る。30本を読んでくれた読者の方、そして書く時間を支えてくれたClaude——お疲れさまでした。

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