先週、クライアントから届いた「リーチが半分になりました」のDM
5月最終週、ManyChat構築中の整体院オーナーから1通のDMが届いた。「先生、今月リーチが先月の半分になりました。投稿頻度も内容も変えてないのに、なぜでしょうか?」
「もしかして」と思って、その日のうちに別の5社のクライアントアカウントもまとめて確認した。全社共通で、5月のリーチが3〜5割落ちていた。投稿数・内容は変えていないのに、表示される回数だけが急減していた。
原因はすぐ分かった。Instagramが2026年5月、大きなアルゴリズム改変を実施していたのだ。要点は1つ。「関係性」の重み付けが大幅に強化された。DM・ストーリーズへの反応・コメント返信が、これまで以上にフィードでの表示順位に直結する仕様になった。
つまり、リーチが落ちたアカウントは「投稿の内容が悪い」のではなく、「お客さんとの関係性スコアが足りていない」と判定されている。今日は、この新しいルールに勝つための3つの対策を、SUICSの125社の現場データから整理して書く。今日から実装できる具体策だ。
2026年5月のアルゴリズム改変、要点3つ
細かい仕様は無数にあるが、事業者として押さえるべき変更点は3つに集約される。
- 「関係性」シグナル強化 :フォロワーとのDM・コメント・ストーリーズ反応・保存といった「双方向の動き」が、フィード表示順位を決める主要因に
- オリジナルコンテンツ優遇 :他人の投稿転載・まとめ系・アグリゲーターアカウントは大幅に表示制限
- 「シェア・オーセンティシティ」重視 :シェアされる投稿、本人性が伝わる投稿が優先表示
これらは公式発表+複数の運用代行会社による検証で確認されている。つまり今後は「投稿の質」だけでなく「フォロワーとの関係性スコア」が事業のリーチを左右する。投稿が上手な人より、お客さんと毎日小さく会話している人が勝つ仕様だ。
「関係性」重視時代に勝つ、3つの対策
では、この新しい仕様に対して、事業者として何をすればいいか。125社の現場データから抽出した3つの対策を順番に書く。
- 朝の運用ルール :投稿予定の1時間前から、未読DM・コメント返信を10〜20件処理する
- 返信の型 :絵文字スタンプ1つ+一言で十分。長文は不要
- ストーリーズアクション :フォロワーのストーリーズに1日5〜10件リアクションするだけでも、関係性スコアは上がる
- 朝の質問BOX :「今日の調子いかがですか?」など軽い問いを朝に1つ置く
- 昼のアンケート :「AプランとBプラン、どっちが気になる?」など2択を昼に
- 夜のクイズスタンプ :業界の豆知識クイズを夜に置く
時間帯別の具体策は 「Instagramストーリーズで1日24時間、さりげなく集客動線を回す仕計」 記事でも書いた。4スロット運用と組み合わせると、関係性スコアと売上動線が同時に伸びる。
- コメント→自動DM :「気になる」とコメントすると、お礼DMが自動で届く設計
- ボタン分岐で会話を続ける :DM内のボタンを押すと次のDMが届く=双方向DMが自動で続く
- 結果として全フォロワーと関係性が築ける :手動では月20人が限界だが、ManyChatなら月数百人と関係性が組める
「お客さんとの会話量」で
リーチが決まる時代。
注意:「関係性スコア」を稼ごうとして失敗するパターン
3つの対策は強力だが、間違った方法でやると逆効果になる。125社の現場で見た「やってはいけないパターン」を3つ書いておく。
- NG①:自動いいね・自動フォローツール :関係性を稼ぐつもりで使うと、Instagramの自動検知でシャドウバン。「Powered by」表示なしの怪しいツールは絶対NG
- NG②:全員に同じ定型コメント返信 :「コメントありがとうございます」連発は、本物の関係性として認識されない。短くても、相手の投稿に対する一言を入れる
- NG③:質問BOXの「どうも思いません」連発 :質問の中身が薄いと反応が来ない。「最近の悩み」「気になっていること」など、お客さんが答えたくなる問いにする
ManyChatを使う場合も、設定を間違えるとシャドウバンのリスクがある。安全な設定については 「ManyChatでやってはいけないNG設定3つ、スパム判定とアカウント警告のリスク」 記事を必ず確認してほしい。
ManyChatが「関係性重視時代」に強い、3つの理由
2026年5月のアルゴリズム改変は、ManyChat運用者にとって追い風だ。理由は3つ。
理由1:Meta公式パートナーで安全 :Instagram公式が認めるDM自動化ツール。シャドウバンのリスクが極めて低い。アルゴリズム仕様変更にもいちばん早く対応する
理由2:双方向DMを「組織的」に作れる :1人で月20人が手動の限界だが、ManyChatなら月数百人と関係性を構築できる。これが関係性スコアに直結する
理由3:他のSNSにも応用可能 :Facebook Messenger・WhatsApp・SMSにも対応しているので、Instagramを軸にしつつ、他チャネルへの展開も視野に入る
無料プランから始められるので、まだ触っていない事業者は、まず公式サイトを見てみるのが第一歩だ。
「自社アカウントのリーチ、もう落ちている」と感じたら
2026年5月以降にリーチが落ちているアカウントは、ほぼ「関係性スコア不足」が原因。投稿クオリティを上げるよりも、DM・コメント・ストーリーズ反応の量を増やす方が、結果に直結する。
SUICSのManyChat構築サービスでは、関係性スコアを組織的に上げる設計から、運用ルール作りまで一気通貫でお手伝いする。すでに自社で運用していて、5月以降リーチが落ちている事業者は、診断レベルからご相談ください。